応急手当
               応急手当と救命処置

 私たちは、いつ、どこで、突然のけがや病気におそわれるかわかりません。
このようなとき、病院に行くまでに、家庭や職場でできる手当てのことを応急手当といいます。
病院に行くまでに応急手当をすることで、けがや病気の悪化を防ぐことができます。

 けがや病気の中でも重篤で緊急を要するものは、心臓や呼吸が止まってしまった場合です。
心臓や呼吸が止まってしまった人の命を救うために、そばに居合わせた人が出来る応急手当
のことを救命処置といいます。

                            (改訂4版 応急手当講習テキストより抜粋)


救急車がくるまでに

救命の連鎖
Chain of Survival


『救命の連鎖』   心停止の予防  現場に居合わせたあなたができる、
 あなたにつないでいただくしかない
                応急手当
  早期認識と通報
  一次救命処置
  二次救命処置と
  心拍再開後の
  集中治療
 救急救命士や医師による処置
 専門家による集中治療により
               社会復帰
 


あなたができる、いざというときの応急手当・救命処置

  心臓や呼吸の止まった人の治療はまさに1分1秒を争います。このようなとき、まず必要なことは「すぐ
  ぐに119番通報する」
ことです。119番通報を行うことで、救急隊が到着するまでの間に行わなけれ
  ればいけない応急手当の指導も受けることができます。

  救急隊が到着するまでには全国平均で約8分間かかります。救急車が来るまで手をこまねいていては
  助かる命も助けられないことになります。 そうならないためにも、そばに居合わせた皆さん一人一人が
  救命処置を行えるよう、心肺蘇生法AEDの使用方法を身に付けておくことが大切なのです。

  
もしあなたが、そのような現場に居合わせたなら、
                   勇気をもって何か一つでも行動に移してください。




応急手当・救命処置の手順


 
●下記の画像をクリックすると手順へ移行します。


心肺蘇生法

心臓・呼吸がとまっている傷病者の場合、その場に居合わせた人
の応急手当の有無が傷病者の救命を大きく左右します。

AEDが到着したら

医療資格を持たない一般の方が、除細動(心臓に電気ショックを
与えること)を行うことが認められ、AEDという機器を用いて除細
動を行えます。

心肺蘇生法(小児)

約1歳以上から未就学児までが対象です。

心肺蘇生法(乳児)

生後約12ヶ月までが対象です。

出血時の止血法 (直接圧迫止血法)

大量の出血は、ショック症状を起こすことがあります。効果的な
止血のポイントを知っておきましょう。

骨折に対する処置

変形・腫れなど骨折の疑いがあるところは、動かさないのが基本
です。固定の方法を学びましょう


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